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タイでは新型コロナウイルスの感染拡大が続いており、2021年7月31日の発表では、1日に確認された陽性者の数がタイ全土で18,912人、死亡者が178人となりました。そんな中でタイ保健省は、ワクチン接種の促進と都市封鎖措置によって、新型コロナウイルスによる1日あたりの死者数を200人に抑えることができると試算していると明らかにしました。タイ国営メディアNNTが伝えています。
タイ保健省疾病管理局(Department of Disease Control:DDC)の局長であるオパス・カンカウィンポン博士は、同省の試算によると、もしも現在実施されている厳しい規制がなければ、9月14日までに新型コロナウイルスの1日の新規陽性者数は40,000人を超え、9月28日までに死亡者数は1日500人を超えるだろうと述べています。
しかしワクチン接種を早め、2ヶ月間の都市封鎖措置をとることで、1日あたりの新型コロナウイルスによる新たな死者数を200人に抑えることができるといいます。
疾病管理局の分析によると、1ヶ月間の都市封鎖(自宅待機、在宅勤務、公共の場での集会の禁止)により、陽性者数を20~25%減少させることができ、2ヶ月間都市封鎖が続いた場合は、1日あたりの新規陽性者数は10月と11月に2万人を超え、死亡者数は11月中旬に400人以下でピークを迎えることになります。 その2ヶ月の間に、高齢者、妊婦、慢性疾患のある人を対象としたワクチン接種が進めば、数値は大幅に改善。その場合、1日あたりの新規死亡者数は100人を超えますが、徐々に減少していくとのことです。
オパス博士は、新型コロナウイルスの拡大を抑えるには人々の協力が必要であるとして、「不必要な活動は控え、できるだけ家にいるようにしてください。フェイスマスクを着用してください。社会的な距離感を守ってください。60歳以上の方や慢性疾患のある方を予防接種センターにお連れください」と呼びかけを行っています。
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