プラユット首相、感染が拡大するクロントゥーイ区での8つの対策を発表

プラユット首相のFacebookページより

新型コロナウイルス感染拡大が続くバンコク。現在最も感染拡大が懸念されているのが、バンコク最大のスラム街や巨大生鮮市場があり、人口密集地であるクロントゥーイ区です。プラユット首相は2021年5月4日に自身のFacebookページの投稿で、8つのクロントゥーイ区での対策を明らかにしました。

・感染が検出された20のコミュニティを最優先に、39のコミュニティで積極的な検査を実施。移動式ラボを投入し、1日あたり最低1,000人の検査。対象は少なくとも2万人。

・検査で陽性と判定された人は、コミュニティから切り離され、症状の重さに応じて、緑、黄、赤のカテゴリーに分類。都内かサムットサコーン県の野戦病院に送る。

・赤色のカテゴリーに分類された重症者は、バンコク都が運営する総合病院へ。

・高リスクの人々は、検査結果が通知されるまで自宅で隔離。隔離期間中は、地域のリーダーが食料を支給。

・2週間で少なくとも5万人にワクチンを接種、その後さらに3万人にワクチンを接種して、クロントゥーイ区の人口の60％をカバー。

・バンコク都と保健省でがクロントゥーイ区に野戦病院を追加設置。

・食料、医薬品、保護具などの必需品の提供などのサーポート実施。

・バンコクの他の49区でもクロントゥーイ区をモデルにして対策を実施。

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