外国人労働者のタイ密入国に地方の役人が関与か

ミャンマー・タチレクの風景

タイ中部サムットサコン県の海産物市場を中心に発生した新型コロナウイルスのクラスターは、ミャンマーなど外国人労働者が中心となったものでした。現在タイの隣のミャンマーでは感染拡大が広がっており、密入国者によるタイへのウイルスの持ち込みが懸念されています。

そんな中で当局は、外国人労働者の密入国に関与した地方の役人に迫っています。2020年12月25日のバンコクポストが伝えています。

報道によるとプラユット首相は12月24日、外国人労働者の密入国に関与したとされる複数の役人を確認中と語りました。不正を行っている役人については、ネット民からの告発で明らかになったとのこと。プラユット首相は、密入国に関する情報提供を国民に求めていました。

入国管理局によると12月22日以降、バンコクとその周辺で実施された取り締まりで、61人の密入国外国人（主にミャンマー人）を発見。全員が、新型コロナウイルスの検査を受けていませんでした。

なお2020年中には、密入国をした約26,000人のミャンマーが強制送還されたとのことです。

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