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先日SNSを大きく賑わしたのが、バンコク在住の日本人男性2人組がタイ人女性をナンパして猥褻行為にポイントを付けて競うという破廉恥なYouTube動画や、タイ人女性による日本人男性からのセクハラ言動に対する告発でした。これらの出来事は日本の女性誌のウェブ版にも取り上げられるなど大きな話題になったため、ご存知の方も少なくないでしょう。(参照 相次ぐ日本人男性によるタイ人女性軽視問題に)
この騒動をきっかけに、タイでの日本人男性によるセクハラ言動を度々目にしながらも、何もする事が出来なかったという日本人女性とタイ人女性による有志らが声を挙げ、 #RespectThaiWomen というセクハラ防止運動を立ち上げました。
早速有志らは2020年6月初旬、オンライン署名サイトChange.orgで、「タイ人女性の全てを売春婦と思わないでください」「タイにおけるSNSでの女性軽視的な投稿をやめてください」「タイ人女性へのセクハラをやめてください」という思いを在タイ日本人と在タイ日本国大使館へ届けるための署名運動をスタート。それから約1ヶ月で署名は2万5千人超え。7月10日には、有志らが在タイ日本国大使館へ出向いて署名を提出したのです。
署名2万5,450件を大使館に提出させて頂きました!|#RespectThaiWomen
署名の提出とその他日本人男性によるセクハラの実態の報告を受けた、担当の在タイ日本国大使館領事部の責任者3人は、以下のようにコメントしました。
「世界でも有数の親日国であるタイにおいて、両国の長年にわたる友好関係も傷つける行為であり、甚だ遺憾と考えます」
「こうした軽率な行為は、当地で暮らす10万人近い在留邦人の皆様、更にはタイを訪れる年間180万人以上の日本人に対する信頼を損なうものであり、このようなことが二度と行われないことを願っております。」
なお具体的な対策案については、今後在タイ日本大使館で協議していくとのことです。
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