マレーシアから川を渡って密帰国、タイ人25人を逮捕

マレーシアの首都 クアラルンプール

タイ深南部ナラーティワート県スンガイコロクで2020年4月26日朝、マレーシアからコロク川を渡って不法にタイに入国したタイ人25人が逮捕されました。

新型コロナウイルス感染拡大の影響でタイ＝マレーシア国境は封鎖されており、マレーシアには数百人ものタイ人労働者が帰国出来ずに取り残されています。中には食料もお金も尽きた状態の人も少なくないそうです。

そんな中で逮捕された25人は、不法な手段で帰国を試み、国境警備中の軍人により逮捕され、スンガイコロク国境検問所に連行されました。彼らは14日間の隔離検疫が行われます。

各報道によると、逮捕された1人でクアラルンプールのタイ料理店で働いていたという男は、所持金なしでクアラルンプールを出て以来、国境を超えるまで何も食べていなかったと話しています。正規の国境を超えるためにはお金と渡航書類が必要なため、不法と認識した上で川を渡って国境を超える決断をしたとのこと。なお逮捕後、軍人や警察官にたくさんの食料やアドバイスを与えられるなど、予想外に厚遇されたと感謝の言葉を述べました。

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