|
|
「第19回タイ・フェスティバル2018」、皆さん楽しみましたか?生憎2日目は雨となりましたが、それでも来場者40万人以上という大盛況の中、今年も幕を閉じました。
タイ好きの中でもタイの音楽や芸能が好きな人にはメインステージのショーが何よりも楽しみ、という人も多いですよね。今年もタイのスターがずらりと勢ぞろい。日本全国から集まった名タイ料理店の味だけではなく、タイ最先端の音楽から、タイ好きなら聴いたことがある曲、伝統的なタイの音楽まで、様々なジャンルのアーティストが会場を盛り上げてくれました。
タイランドハイパーリンクスでは、その中でもホープと言えるかわいらしい女性シンガー2人にインタビュー。同じレコード会社である「Muzik Move」所属のイン・ワラントーンさんとアース・パッタラウィーさんは、5月と言えど蒸し暑い東京に爽やかな印象を与えてくれました。
インさんはシンガーだけではなく、女優としても注目株。第28回東京国際映画祭で上映されたタイ映画「スナップ」のヒロインとして、来日。アースさんはYoutube上でカヴァー曲を披露したり、ネット上でも多くの支持を集めるシンガーソングライター。二人ともただ「カワイイ」だけではない実力派です。
--それでは宜しくお願いします!
2人:「お願いしますー!」
--今回は歌手として来ていますが、インさんは女優としても活躍していますよね。タイ映画の「スナップ」に主演していて、東京国際映画祭にも主演女優として来日していますが、それが初来日ですか?
イン:はい。東京国際映画祭で来日しています。仕事としてはそれで初来日だったんですが、実は日本には年に2、3回は来ています。日本は凄く楽しいし面白い。
--それは嬉しいですね!
アース:私も日本にはよく遊びに来ます。「フジロックフェスティバル」を見に来たり、あとキャンプもしますよ。
--それまたマニアックな!そういえば「タイ・フェスティバル」の後にライブ予定だそうで。
イン:「神楽音」と…どこだっけ?
アース:しんだいた、かんなな
イン:とっても小さなライブハウスですけど日本でコンサートできるのって楽しいですよね。
--2人でステージに出演する時は、一緒に歌うの?
イン:完全に別々でパフォーマンスする所と、一緒に歌う所もありますよ。
--アースさんのYoutube見ました。色々楽曲披露していますけど、リリースしている曲は全部自作ですか?
アース:メロディーだけ作ったり、時には歌詞も作ります。楽曲によりますね。
--Youtube充実してますよね。料理作ったり(笑)。
アース:(笑)はい!最初は自作の曲を歌っている所だけ入れてみたんですけど、好きな曲をカヴァーしている所を撮影してアップして…だんだんエスカレートして、料理やライフスタイルも入れるようになりました。
--なんかおしゃれな感じでした。動画撮影は好きなんですか?
アース:好きですね。去年オーストラリアに留学していたんですけど、Youtubeに載せる動画も留学生活に寄っていきました。オーストラリアでのサバイバル生活もアップしていますよ。
--サバイバルって…(爆笑)。見てみますね!
--インさんは、映画女優としても活躍しているんですけど、演じる事と歌う事はどちらが好きですか?
イン:そうですねー…どちらかというと歌の方が好き。7歳から歌を習っていたんですよ。
--随分小さなころから歌を目指していたんですね。
イン:実はオペラも習っていました。
--オペラは歌も演技もですよね。
イン:映画の主演は自分にとっては一つのチャレンジでしたね。
--今回もそうですけど、二人でイベント出演する事は多いんですか?
アース:よくあるよね。同じレーベルなのでパッケージみたいな(笑)。
イン:私たちはMuzik Moveというレーベルに所属しているんですけど、ファミリーのような雰囲気でみんな仲が良いんです。
アース:所属アーティストの音楽ジャンルも似ているように思います。
イン:新しくてフレッシュな感じの音楽ジャンルです。
--インさんにとってアースさんはどんな存在?仲は良いの?
イン:(笑)なんだろう?アースは年上なのに、同い年の友達みたいな感覚。何でも話し合える仲間です。よく私に色々教えてくれます。でもアースが変なことしたら私、怒りますよ(笑)。
--2人でいると楽しそうですね
イン:そうですね。一緒にいてすごく楽しい。面白いこともやってくれるし(笑)。
--アースさんはインさんをどう思っているんですか?
アース:実はインは見た目とかなり違います。
イン:えっ(笑)!
アース:インは私の事面白いと言いますけど、インも見た目よりすごく面白いですよ。
--意外です(笑)!
アース:そして私は彼女からパワーを吸収させてもらってます。私ってメイクが下手なんです。でも彼女はメイクが上手いので、今日も眉毛描いてもらっちゃいました!」
--へええ…(笑)
アース:インは歌唱力が素晴らしくて、尊敬しますね。年上とはいえ、歳は近いから、年上年下は気にしたことはないです。
--アースさんはどんなミュージシャンになりたいですか?
アース:沢山曲を作りたいですね。好きな曲を集めて歌い続けたい。自分の気持ちとファンの気持ちを継続させていきたいなあ。
--もっとファンを増やしたい?
アース:ファンの数の多さではなく、一生懸命聴いてくれるファンが少しで良いかな?
--インさんは?
イン:歌手になる夢を果たせて、今もまだ夢の中で歩いている感じ。その夢が最近は明確になってきたし、自分の歩いている道も少しずつ大きくなっていたなあと実感してきました。毎回のことですが、一番良い状態、ベストな状態をファンに見せられたら良いなあと思います。たまに疲れたりしてますけど(笑)まだ頑張れる自分であってほしい。作品も作っていきたいな。歳を取ったら自分が作って来た楽曲や歌った曲を振り返ってみたりして。
--今回のタイフェスで二人のファンになった人もいると思うんですが、何かメッセージはありますか?
アース:私の名前を憶えてくれるとうれしいな。これからもよろしくお願い致します。言葉が分からなくてもちゃんと聴いてくれて、本当にありがとう。また自分の作品を聴いてください。よろしくおねがいします。日本と音楽の私の音楽は共通性があるのかな?みんな聴いてくれたように思います。
イン:私の事はあまり知られていないって思っていたのですが、マスコミや大使館の方、そして今日のお客さん、みなさん暖かく迎えてくれてうれしい!今回の機会で私を知ってくれたら、私の作品を聴いてほしいです。またタイフェスにも来たいし、日本でライブもやりたいな。
--2人ともありがとうございました!
[インタビュー吉田彩緒莉]
関連記事