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国土交通省・運輸安全委員会は2018年3月29日、2017年2月14日に成田空港で発生した、重大インシデントとなったタイの格安航空会社(LCC)タイ・エアアジアXによる滑走路誤進入について、報告書を公表しました。
報告書によると、その原因は「機長及び副操縦士が、機内のスイッチ操作に気を取られて外部への注意が不十分になったことで、停止線及び滑走路警戒灯を見過ごした可能性が考えられる」とのこと。
以下に報告書の一部を転載します。
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■概要
タイ・エアアジアX株式会社所属エアバス式A330-343X型HS-XTCは、平成29年2月14日(火)、成田国際空港の滑走路34Rから離陸するため飛行場管制所から滑走路手前で待機を指示されたが、停止位置標識を越えて滑走路に誤進入したため、着陸許可を受けて進入中であった中華航空公司所属エアバス式A330-302型B-18361が飛行場管制所の指示により復行した。
■原因
本重大インシデントは、タワーから滑走路34Rの停止線で停止するように指示されたA機が停止線を越えて滑走路に誤進入したため、既に着陸を許可されていたB機が同じ滑走路に着陸を試みる状況になったことにより発生したものと推定される。
A機が停止線を越えて滑走路に誤進入したことについては、機長及び副操縦士が、機内のスイッチ操作に気を取られて外部への注意が不十分になったことで、停止線及び滑走路警戒灯を見過ごした可能性が考えられる。
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