両替レート
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各報道によると2017年10月29日、タイ・バンコクの空港からカワウソ10匹を無許可で持ち出そうとした22歳の日本人女子大生が逮捕されました。女子大生はカワウソの赤ちゃんをバンコクのマーケットで一匹あたり1000バーツ、現在のレートで約3,400円で購入したのだそうです。
また6月11日にも日本人の男が同じくバンコクの空港で、カワウソの赤ちゃん10匹を密輸しようとした疑いで逮捕。3月にも日本人男性が逮捕されています。
最近日本ではカワウソと触れ合える「カワウソカフェ」がブームでその需要が増しているのですが、タイなど東南アジアに生息しているコツメカワウソはワシントン条約で輸入が制限されています。現在日本で飼育が可能なカワウソは、日本国内で繁殖されたもののみなのですが、人気で需要が追いつかず、タイなどから密輸されて高値で取引されているのだそうです。
逮捕されたの女子大生は「売られているのを見て可哀想だと思い購入した」と供述しているそうですが、販売目的なのは間違いないのでしょう。
なお、動物愛護活動を行う「PEACE (Put an End to Animal Cruelty and Exploitation)」のウェブサイトによると、タイからコツメカワウソが合法的に輸入されたのは1989年が最後なのだそうです。「このカワウソはタイから」などということがあれば、それは密輸によって運ばれたカワウソなのかもしれません。
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