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2017年も東京代々木公園にタイフェスティバルの季節がやって来ました。タイが好きな人は毎年毎年この日を待ちわびていますよね。そして、タイミュージックが好きな人が、開催前からそわそわするほど気になるのが、メインステージで行われるタイのスターたちによるコンサート。青空の元、屋台のタイ料理を食べながら聴くタイミュージックは最高ですよね!
タイの伝統的な音楽と言えばルークトゥン。日本で言えば「地方色の強い歌謡曲」でしょうか。日本の音楽ジャンルにはあてはまらない自由な形で実験的な音楽が日々生まれています。今回、タイのレコード会社RSから、まさにその代表格の3人が集結。ルークトゥンって幅広いなー・・・と改めて感じさせてくれるステージを見せてくれました。
現在RSのルークトゥン部門「Rsiam(アールサイアム)」の中でトップの人気を誇るバイトゥーイRsiamさんは、歌手だけではなくタイのセクシーな女性の代表としてグラビアでも活躍。タイ人男性にとって憧れの女性です。そして高い歌唱力で日本人のファンも多いイン・ティティカーンRsiamさんは正統派でしっとりと歌を聴かせてくれる歌姫。ロックとルークトゥンを融合したノリの良い曲でライブ会場を沸かせるゲン・ウォンFlameさんは最新曲のMVがYoutube再生回数が1億回を軽く突破する人気者。今回はそんな3人に、ステージ前の忙しい合間を縫ってインタビューをさせて頂きました!
--まずはインさん。タイのルークトゥン歌手の中で歌唱力で評価されていますよね。日本人のファンの方もいらっしゃるようで。
イン:はい。日本で歌うのはこれが2回目なんです。1回目は大阪で。
--去年大阪のタイフェスティバルに出演していましたよね?
イン:そうなんです。その時、タイの日本在住ファンは見に来てくれても、日本人のファンが私のステージを見てくれるのかなあ、と不安に思っていたんです。でもステージに出たら、日本のファンの方が私の写真をプリントしたTシャツを着ていてくれて安心しました。興味を持ってくれてすごく嬉しかったです。
--インさんはタイでもコンサートにも沢山出演していますよね?
イン:12年の間に、本当に沢山出演してきました。
--どうしたらそんなに歌が上手くなるんですかね。
イン:皆さん才能を持っていると思うんですけど、私はそれを上達させられただけだと思いますよ。
--そしてタイではセクシーな女性としても評判のバイトゥーイさん。
バイトゥーイ:コンニチワ(日本語で)!ありがとうございます。でも私、そんなにセクシーじゃないですよ。
--またまたー・・・
バイトゥーイ:日本人なのに私がセクシーなイメージで活動している事を知っててくれてうれしいです。なんで知っているんですか?
--YouTube見ました!
バイトゥーイ:おお!OK、OK(笑)。嬉しいです。歌もファッションも私の個性を思いきり出しているんです。
--曲もダンス系で楽しいですね。
バイトゥーイ:私のやっていることはルークトゥンの中で新しいジャンルなんですよ。ポップスとルークトゥンをミックスしたり、ダンス風にしたり。とにかく楽しい感じでやっています。ルークトゥンはタイの「カントリーミュージック」なんですよ。
--片やインさんは正統派のルークトゥンですよね。
バイトゥーイ:そう、彼女はオリジナルのルークトゥンです。
--ゲンさんはロックのルークトゥンアレンジのような曲が人気ですが、昔はロックだったんですよね?
ゲン:はい。昔はロックやっていました。
--現在はルークトゥンの歌手の方とコラボレーションする事が多いみたいですね。ロックとルークトゥンはどちらが好きですか?
ゲン:本当はロックの方が好きです。でもロックを自由な形に変えるのが好きですね。今は正統派のロックではなくルークトゥンやモーラムなどタイの伝統的な音楽をロックと融合させて新しいジャンルを作っています。
--今回この3人で東京のタイ・フェスティバルに来ることが決まった時どう思いましたか?
バイトゥーイ: とてもうれしかったですね。3人でこうやって会えたことも、とてもうれしい。私たちは伝統的なタイの音楽をやっているけど、3人とも違うスタイルでしょ?タイの伝統的な音楽をタイ・フェスティバルで見てもらう事で、タイと日本の友情を深めることができたと思います。
イン:そうですね。3人で来れて良かったです。私たちはRSの代表として日本に来たので、私はルークトゥンの代表、ゲンはルークトゥンとロックの代表、バイトゥーイはルークトゥンとポップスの代表として、丁度良かったと思います。
ゲン:僕は日本に来たのが初めてなんですよ。でも日本のファンの人が2人、僕のCDを持ってきてくれて。
--えっ!初来日でそれは凄いですね。
ゲン:そのCDはとても古い作品なので、タイ人ファンでも持っていない人が多いと思います。
--日本のファンがもっとできるといいですね。
ゲン:実は僕、日本人の女の子が大好きなんですよ~。
バイトゥーイ:あははは!「アイシテル(日本語で)」だって!
ゲン:今回は日本人の女の子に会えるのが凄くうれしいです。
--こんなにきれいな美女二人と来ているのに?
ゲン:僕、浅草の浅草寺に行って、お祈りしました。運命の人が日本人でありますようにって!
--そこまで(爆)?
ゲン:はい!
--3人とも既に日本人のファンがいるので、これからも日本に来やすいですね。
バイトゥーイ:たくさんいます!
--日本のファンにメッセージをお願いします。
バイトゥーイ:(日本語で)アリガトウゴザイマス。アイシテル、アイシテル!ジャパンFC!
いつもかわいいプレゼントをくれて応援してくれてありがとう。私ももっとタイ・フェスティバルに来て歌いたい。これからもよろしくお願いしまーす。
イン:あたたかく迎えてくれて本当にありがとうございます。一緒にタイ語の曲を歌ってくれたり、うれしいです。機会があればまたタイフェスティバルにきたいですね。まだ私たちを知らない皆さんも、これを機会に宜しくお願いします。
--ゲンさんは運命の日本の女性にひとこと
ゲン:日本の女性はみんなかわいいですね~。それに日本は規律も正しいし、人も優しい。日本に何度も来たいなあ。日本とタイの友好関係を深めたいです。そうそう!日本とタイの友好のために、日本人と結婚して沢山子供を作りたいです(笑)!
--(爆)。凄い野望ですね。みなさん本日はありがとうございました。
イン&バイトゥーイ:コップンカー
ゲン:コップンカップ
[インタビュアー 吉田彩緒莉]
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