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最新の経済事情をリポートする経済ドキュメンタリー番組がテレビ東京『未来世紀ジパング』。2016年7月4日放送の回は「伊勢丹にグリコ…タイで勃発！グローバル戦争」でタイに進出する日本企業の特集でしたが、冒頭でバンコクにある、今参拝客が殺到中というお寺が紹介されました。
それが中華街と呼ばれるバンコクのヤワラー通りにあるワット・トライミット。1238年に建立された歴史ある寺院で、ここには約700年前に造られたといわれる黄金の仏像があることから”黄金仏寺院”と呼ばれます。
全重量5.5トンの金で鋳造されているこの座像は、以前は漆喰で覆われていました。1953年、安置されていた廃寺ワット・プラヤーグライの取り壊しにともなう工事の最中に落下して漆喰が割れ、中から黄金の仏像が現れたといわれています。タイ政府観光庁HPより
しかし、参拝客が殺到する理由は黄金の仏像でなく、この寺院の僧侶でした。
実は先日、イギリスのサッカーリーグ”プレミアリーグ”で、創立から133年で初優勝を果たしたレスター・シティFCの選手たちに対して祈祷を行ったのがワット・トライミットの僧侶だったのです。
というのも、レスターのオーナーは、タイでホテル事業や免税店事業を行うキングパワーのヴィチャイ・シーワタナプラバー会長。2010年に4000万ポンドでレスターを買収したそうですが、そのヴィチャイ会長がワット・トライミットの僧侶をイギリスに呼びよせたのだそうです。
祈祷によるご利益だったのかレスターが優勝すると、ワット・トライミットには参拝者が激増。お守り売り場では、実際に選手に渡された金色のお守りが「レスターを優勝させたのだから何にでもきく」と、売れに売れているのだとか。価格は500バーツ（約1500円）とお手頃価格なので、中華街観光がてらにワット・トライミットを訪れて、お守りを購入してみては？
Wat Trimit
วัดไตรมิตรวิทยารามวรวิหาร
［参拝時間］
9:00〜17:00
［参拝料］
20バーツ
［所在地］
Thanon Mittaphap Thai-China, Talat Noi, Samphanthawong, Bangkok 10100
地下鉄フアランポーン駅1から徒歩約10分
［電話］
02 225 9775
［ウェブ］
http://www.wattraimitr-withayaram.com/
日経スペシャル 未来世紀ジパング ～沸騰現場の経済学～（テレビ東京）
毎週月曜夜１０時
http://www.tv-tokyo.co.jp/zipangu/
