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中国人観光客らがタイ・シミラン諸島で違法に大漁、エビや魚を捕りたい放題

2016年4月6日 配信

タイで最も美しい海ともいわれる、手付かずの自然が今も残るアンダマン海・シミラン諸島海域で、中国人と香港人の観光客が大漁のエビや魚を捕獲したことに批判が集まっています。

問題とされたのは、FacebookユーザーTuk T Andamanさんにより2016年4月3日に投稿された写真。シミラン諸島にダイビングクルーズ船で訪れた中国、韓国の観光客らが、魚などを突くためのモリをもってスクーバーダイビングに向かう姿や、捕獲した巨大なロブスターやたくさんの魚などと共に記念撮影をする姿が写っています。誰も漁猟を行わない場所で、しかもタンクを背負って(呼吸が出来る状態で)漁猟を行ったのですから、それは容易に大漁になるでしょう。通常レジャーとしてのスクーバーダイビングでは、魚などを捕獲することはマナー違反、ルール違反とされています。

本来国立公園となっているシミラン諸島では保護区域のため漁猟は禁止となっていますが、クルーズ船スタッフによると、観光客らが魚などを捕獲したのは国立公園のエリア外だったとのこと。しかし一部報道によると、クルーズ船に搭載されている、船の場所を確認できるAISの電源が切られていたため、本当に国立公園外であったかの確認はできなかったのだそうです。また、クルーズ船スタッフは漁猟を行うことを止めたそうですが、観光客らはそれを聞き入れなかったのだとか。

たとえ漁猟を行ったのが国立公園外であったとして、クルーズ船は観光船として登録されているもので、漁船としての登録ではないため、漁をすることは違法。クルーズ船の運営会社には当局より、1ヶ月の営業停止を命じられました。

プーケット県の北に隣接するパンガー県タッブラム港から北西へ76km、アンダマン海に浮かぶシミラン諸島は、周囲を約140平方キロメートルにわたって海洋国立公園に指定され、水深30mまで見通せるどこまでも青い海、真っ白な砂浜、珍しいかたちの岩々、たいへん多様な魚や海の生き物たちなどが見られる、とても美しいところです。世界のダイビングスポットの中でも10本の指に数えられるほど有名で、毎年シーズンに入ると世界各国からたくさんのダイバーが訪れます。「シミラン」とは、マレー語の“Sembelan”で「9つ」という意味。シミラン諸島|タイ政府観光庁

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