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一昨年末に出産し、バタバタとしていたらあっという間に時間が過ぎていました。
またのんびりとですがタイのイサーン地方での田舎暮らしの様子をお伝えしていけたらなと思います。
再始動一発目の今回は、私が出産時に入院していた病院での様子です。
私も出産する時は、イーサン地方の出産に関する情報が全くなかったので私の体験が誰かの参考になれれば幸いです。
まず私が出産した病院ですが、私の住むチャイヤプーム県の隣のコンケン県にあるシーナカリン病院でした。
この病院は大学付属の大きな国立病院です。
妊娠中期頃からお腹の子供にちょっと不安要素が出てきてしまい、大きな病院でないと出産できないと言われて紹介された病院です。
この病院は医療設備や技術も含め、イーサン地方での医療の中心となる場所だそうです。
国立病院なので設備自体はお世辞でも綺麗とは言えないんですが、出産を終えてみた今はこの病院で産めて本当に良かったと思っています。
ここは丁寧な沐浴指導をはじめ、出産後に何度も挫けそうになった母乳育児にも側に寄り添って暖かい声を何度もかけてくれました。
快適な入院生活を過ごせたのはこの看護師さん達のお陰です。
ちなみにここの方針ですが、母乳育児にとっても力を入れていて出産前の両親学級的な機会でも母乳育児について話していました。
多分粉ミルクは本当に出ない人とかでない限り、かなりスパルタに母乳育児をさせられます。
(スパルタ指導でも、看護師さん達はとても優しい人ばかりですが)
産後の疲れた体で、しかも最初はなかなか母乳が出なかったのでこの方針が正直大変でしたが、今はこのお陰で辛い時期を乗り越えられたと思っています。
そして出産後はすぐに母子同室となります。
普通分娩で二泊三日。
帝王切開で三泊四日程度の入院期間です。
入院するお部屋は一区間に16人位が休める、廊下で何区画か続いている大部屋。
治療が必要な赤ちゃんの為の個室がナースステーションの前に2部屋。
そしてVIPルームと呼ばれている個室が6部屋くらいです。
家族が一緒に付き添って泊まれるのは治療のお部屋とVIP部屋のみ。
次のコラムでは、実際に私が入院していた時の様子をお伝えしようと思います。
(文と写真 mii)
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第50回 イーサン地方での出産体験(4)-入院生活 術後回復編-
第49回 イーサン地方での出産体験(3)-入院生活の食事編-
第48回 イーサン地方での出産体験(2)-予定帝王切開-
第46回 国立病院の産婦人科の様子。
第45回 妊娠9ヶ月目に突入。
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