2012年5月6日 掲載
タイのサッカーリーグは今年“外国人枠”が変更になりました。“外国人枠”とは簡単に言うと、タイ以外の国籍を持つ選手の所属人数及び試合に出場出来る選手の数を制限するものです。
去年までは各チーム“7人の外国人選手を登録出来て、5人の選手が出場可能”だったのが、“7人の外国人選手を登録出来て、3人+アジアン1人が出場可能”という様になりました。要は外国人選手が試合に出場出来る枠が減ったという事です。
これはAFC(アジアサッカー連盟)が、ACL(アジアチャンピオンズリーグ:アジアのナンバーワンクラブチームを決める大会)に適用しているルールでして、日本のJ-Leagueも採用しています。
外国人は各チームの“助っ人”として見られている訳で、チームとの契約を獲得する事は非常に難しい事ですし、折角契約出来ても試合に出られないという事態も出てくるのです。
この“外国人枠”の問題をタイではあまり良く理解していないチームが多いみたいです。実際試合中の交代を巡って相手チームから抗議が起きて、一度交代出場選手がグランド内に足を踏み入れたのに交代が認められなかったという事態が毎年多数発生しています。
僕が所属したチームの場合はもっと酷く、1-1で引き分けた試合で後日“外国人選手を出場させ過ぎた”という事実が発覚して、0-2の負け扱いにされてしまいました。
プロサッカー選手は試合に出場して、尚且つ勝利する事によってボーナスが貰える訳でして、こんな事は事前に調べれば分かる事ですからしっかりして欲しいものです。
あえて言わせて貰えるならば、これらの選手交代を認めてしまった審判に一番責任があると思うのは僕だけでしょうか!?
アマチュアに拘りプレーを続けた20代。33歳でのプロ契約を期にJリーガーを目指す事に。大宮・岡山・北九州とJリーグ昇格に携わり、自身は36歳でJのピッチに立った。2011年よりタイに活躍の場を移した「夢追人」。
いとたくブログ『夢追人』
Regista in Thailand