アメリカでは、処刑執行直前の囚人に、最後の食事として自分の食べたい物を何でも注文すること制度がある。
何でも注文できるのだから、さぞかし豪華な一流レストランのディナーでも注文するのだろうと思ったら、そうでもないらしい。
フライドチキン、マッシュポテト、マカロニ&チーズ、スパゲッティミートボール、ピザ、スナック菓子、ドーナッツ。
Comfort Foodと呼ばれる食べ物が多いらしい。
Comfort=心地よい、落ちつくとうい意味だが、これは日本語でいえばおふくろの味とか、手作りといった食事にあたる。
自分が家で普段食べ慣れた物や、子供のときに食べていたものが食べたくなるのだろうと思う。
自分だったらこの世での最後の食事は、何を食べたいのだろうか?
美味しいご飯、みそ汁、漬け物があれば十分だ。
これが自分のComfort Food。
場所、国が違うとも、どこにでもある物だろう。
ラーメンだったり、カレーだったり。
タイにいた時はソムタム、パパイヤサラダだった。
毎日のように食べていた。
タイで最後の食事をするのだったら、ソムタムになるのかもしれない。
あなたの最後の食事に何をお食べになるだろう。
そうそう、喫煙家はタバコ。お酒の好きな方はワイン、ビール。コーヒー、紅茶、お茶といった飲み物もお忘れなく。
”食べ物で一番好きなのは何?”アメリカでよく聞かれる質問だ。
【2008年8月4日掲載】