こんにちは、ぼく、たびえもんです。
来週はもう4月。2日に、たびえもん(http://tabiiku.org/)の旅行部門が先行開業します!
ところで、広い世界では、異なるカレンダーを使っている国があるっていうの、知っていますか? たとえば中国や韓国は、伝統行事は旧暦に従って行います。旧暦だと、やっと3月になったところですね…。
イスラム圏も独自の暦を使っています。有名なのは、9月に当たるラマダン月。日の出から日の入りまでの昼の間、一切の飲食が禁じられている断食月です。イスラム暦は月の満ち欠けによる完全な太陰暦のため、毎月少しずつ太陽暦とずれていきます。1年に10日ずつ前倒しになって、およそ33年で一周するんですって!
今年は7月20日頃からラマダンが始まる予定です。真夏の暑い時期、日が長い時期だから、大変ですよね。というわけで、今回のコラムは、子連れでラマダン真っ最中のイスラム圏を訪れてしまったという悲劇的な家族のお話です。はい、毎回おなじみのKさん一家が登場します。
4歳と2歳の2人の子供を連れて、気温45度のドバイを訪れたKさん。しかもラマダンで昼間営業しているレストランは皆無、売店でジュースを買って飲むのもはばかられる雰囲気で、危うく干からびるところだったそうです!
Kさん、以前トルコでラマダンを経験したことがあって、営業している飲食店が意外に多かったことを覚えていたんですって。ドバイも「ゆるい」イスラム圏だから大丈夫と高をくくっていたら、大間違いだったというわけ。
本人はいいけど、子供たちがかわいそうですよね~。
よく脱水症状や熱中症にならなかったって? 子供たちはお店の人にこっそりジュースをもらったり、外国人向けのホテル内で隠れて(?)営業しているアイスクリーム屋さんを見つけたりして、なんとかしのいだそうです。
みなさんもイスラム圏にお出かけの際はカレンダーに注意して下さいね。
(2012年3月27日掲載)
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