こんにちは、ぼく、たびえもんです。
もう、さすがに覚えてくれましたよね? 今年4月、東京・練馬にカフェと旅行会社が一緒になった「旅に行きたくなるカフェ」(http://tabiiku.org/)をオープンします。よろしくね! 今回はちょっと気分転換、子連れ旅行のトラブル事例についてお話しします。ちまたには旅行の情報やノウハウはあふれていますが、本当に知りたいのは、成功例よりも失敗例だったりしませんか?
これから紹介する事例は、とある旅行好きの家族(Kさん一家)が、タイのプーケットに出かけたときの実話です。参考にして下さいね。
Kさん一家が利用したのはタイ航空、成田からプーケットへの直行便でした。家族構成はKさん夫婦と、当時1歳の長男。ベビーカーに乗せての、初めての海外旅行です。
空港でのベビーカー利用は楽ちんです。チェックインの際に預ける必要がなく、出国手続きを終えて、搭乗直前のゲートまで押していくことができます。そこで、Kさんは乗務員にベビーカーを渡しました。プーケットに着いたとき、降機のゲートで受け取れると聞きました。聞いたはずでした。
ところが、飛行機から降りたとき、ベビーカーがなかったのです。係員に尋ねても、所在が分かりません。
仕方なくKさんたちは、ひとまず入国審査に進むことにしました。夏休みで長蛇の列。ぐずるKさんの長男。ただでさえ7時間のフライトで疲れていたのに、順番を待つ間、ずっと抱っこで過ごさなければなりませんでした。
しかも、同じ飛行機には何組かの幼児連れの家族がいたのですが、他の家族はベビーカーに子供を乗せて、悠然と列に並んでいたのです。なんで??
結果的にベビーカーは紛失したわけではなく、通常の預け荷物と一緒に、ターンテーブルの上をぐるぐる回って出てきたのですが、Kさんも長男も、すっかり疲れ果ててのタイ入国となってしまいました。
成田で預ける際に、もっと念押しで確認すればよかったのかなとKさんはぼやいていました。
(2012年2月27日掲載)
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