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なぜ結合双生児のことを「シャム双生児」というのですか?
「シャム双生児」の語源は、結合双生児がタイで初めて生まれただとか、特にタイで数が多いとかということでなく、ある一組の兄弟に由来しています。
その兄弟とは、1811年5月11日にサムットソンクラーム県で生まれたチャン・ブンカーとエン・ブンカーのこと。
ふたりは肝臓が繋がった状態で生まれ、当時分離が不可能だったため、生涯結合したままでアメリカやイギリスなどの見世物小屋を巡っていたそうです。その時タイの当時の国名”シャム”より「サイアミーズツインズ(The Siamese Twins)」を名乗ったことから、結合双生児のことを「シャム双生児」と呼ぶようになりました。
ふたりは結合したままで結婚し、62歳で亡くなるまでに多くの子供も授かったのだそうです。
若いころのチャン&エン・ブンカー兄弟と晩年のチャン&エン・ブンカー兄弟
(2015年1月22日掲載)
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