バンコク都に対する渡航情報(危険情報)の引き上げ
(2010年4月23日現在)
1.日本政府は、現在のタイの情勢に踏まえまして、バンコク都の「危険情報」を現在の『十分注意して下さい』から1レベル引き上げ『渡航の是非を検討して下さい』に変更することとしました。
2.現在バンコク都に滞在されている邦人の方は、UDDの占拠地域及びバリケード付近、特にシーロム交差点周辺にはできるだけ近づかないようにして下さい。これら地域の近くに滞在する在留邦人、邦人旅行者については、不測の事態に備え、不要不急の外出は控えて下さい。また、各種集会が行われている地域には近づかないようにして下さい。
3.また、これら地域以外の外出にあたっても、報道等から最新情報の入手に努め、不測の事態に巻き込まれないよう十分注意してください。
4.なお、タイにはバンコク都以外に以下のとおり危険情報が発出されておりますので、ご注意下さい。
●ナラティワート県、ヤラー県、パッタニー県及びソンクラー県の一部(ジャナ郡、テーパー郡及びサバヨーイ郡)
:『渡航の延期をお勧めします』
●ソンクラー県(ジャナ郡、テーパー郡及びサバヨーイ郡を除く)
:『渡航の是非を検討して下さい』
●シーサケート県のカンボジアとの国境付近のプレアビヒア寺院周辺地域
:『渡航の是非を検討して下さい』
5.バンコク都に対しては米国、英国等主要国も、警戒レベルを引き上げ、不要不急の渡航の自粛及びバンコク都中心部の商業ビジネス地区への不要不急の立ち入りを控えるよう自国民に対して呼びかけを行っております。
【ご参考】
「危険情報」の種類は以下のとおりです。
●『十分注意して下さい』
その国・地域への渡航、滞在に当たって特別な注意が必要であることを示し、危険を避けて頂くようおすすめするものです。
●『渡航の是非を検討して下さい』
その国・地域への渡航に関し、渡航の是非を含めた検討を真剣に行っていただき、渡航される場合には、十分な安全措置を講じることをすすめるものです。
●『渡航の延期をお勧めします』
その国・地域への渡航は、どのような目的であれ延期されるようおすすめするものです。また、場合によっては、現地に滞在している日本人の方々に対して退避の可能性や準備を促すメッセージを含むことがあります。
●『退避を勧告します。渡航は延期して下さい』
その国・地域に滞在している全ての日本人の方々に対して、滞在地から、安全な国・地域への退避(日本への帰国も含む)を勧告するものです。この状況では、当然のことながら新たな渡航は延期することが望まれます。
(問い合わせ先)
○在タイ日本国大使館領事部
電話:(66-2)207-8502、696-3002(邦人援護)
FAX :(66-2)207-8511