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メーター不使用の高額請求や乗車拒否など何かと評判の悪いタイのタクシー運転手。タクシー運転手の多くは善良な人々なのですが、そんな彼らが気の毒なほど、悪いタクシーの話題ばかりが目立つ今日この頃なのです。そんな中、風変わりな方法で高額請求をするタクシーがいると話題になっています。
FacebookユーザーのPantila Sawadiphapさんが出会ったのは、助手席の後ろに「占いします(รับดูดวง ラップドゥードォン)」と書かれた札を下げたタクシー。タクシーに乗り込むと、運転手が「最近調子良くないでしょ。お金たまらないでしょ。」と声をかけてきたのだそうです。そして運転手はPantila Sawadiphapさんに誕生日を尋ねると、祈祷的なことを始めたのだとか。
そうこうしているうちに目的地に到着。メーターの料金は71バーツだったのですが、なんと運転手は占い、祈祷代金も含めて、299バーツを請求。頼んでもいないのに勝手に事を進めた上に、安くないお金まで請求する運転手にPantila Sawadiphapさんはビックリ。「100バーツしかないです」と言うと、運転手はATMでお金を下ろしてくるよう促したのです。
Pantila Sawadiphapさんは「銀行にお金はありません」とATMに行くことを断り、100バーツを渡して下車。写真を撮影しFacebookに投稿したのです。
どうやらこの霊感商法タクシーは1年以上前から存在が確認されているようで、過去にもFacebookで報告がされていたとのこと。しかし今回の件がメディアに広く取り上げられたことで、恐らく霊感商法タクシーは終了でしょう。運転手も自分の運命までは占えなかったようです。
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