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タイなどの東南アジアで広がりつつあるタクシー配車アプリ「GrabTaxi 」。スマートフォンで場所と目的地を入力すると、近くを走っている「GrabTaxi 」登録のタクシーが迎えに来る便利なサービスです。2016年5月9日、そのオートバイ版である「GrabBike」でトラブルです。
”モタサイ”と呼ばれるタイのオートバイタクシーは通常ドライバーごとに乗り場(待機場所)が決まっており、客が乗車する場合は、すぐ近くに乗り場があればそこからオートバイタクシーを呼ぶことが暗黙の了解になっています。もし、乗り場の近くで偶然通りかかったオートバイタクシーを呼び止めても、オートバイタクシー同士のトラブル(テリトリー争い)を避けるために乗車を断られるのが普通です。
事件はバンコク中心部で発生しました。Aof Theinhiranさんが外出のためオートバイタクシー乗り場に行った所、全てのオートバイタクシーは出払っていて誰も居ない状態。そこでAof Theinhiranさんは「GrabBike」を利用したそうです。ところが「GrabBike」が到着したとき、その乗り場で待機するオートバイタクシーが戻って来ていました。Aof Theinhiranさんは”当然”自ら呼んだ「GrabBike」に乗ろうとしましたが、”当然”テリトリーを侵された乗り場のバイクタクシーは反発し、「GrabBike」のオートバイの鍵を取り上げたのです。
Aof Theinhiranさんは、鍵を取り上げたバイクタクシーとのやり取りを撮影し、Facebookに動画を投稿。「我々にサービスを選ぶ権利は無いのか?」など疑問の声を投げかけています。
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